2021年12月2日

ルネサスエレクトロニクス「出荷が完全回復するまで3 ~ 4カ月かかる」

ルネサスエレクトロニクスの柴田英利会長は30日、火災が発生した主力工場の生産が1カ月以内に回復する可能性は高いが、出荷量が完全に火災前の水準に戻るには3 ~ 4カ月かかるだろうとの見通しを明らかにした。

ルネサスはこれまでに11台が破損して交換しなければならないと判断していた。しかし、追加の評価では計23台の設備が破損し、予想より被害が大きかったことが分かった。

ルネサスは,設備が整い次第,4月末までに段階的に操業を開始し,生産を再開する予定である。半導体は製造工程が多く流れが長いため,ルネサスでは火災発生前の半製品をまず加工し,60日後に完成品を出荷する予定だ。生産品出荷量が被災前の水準まで回復するまでには90 ~ 120日かかる見通しだ。

生産停止中の生産量不足については,ファウンドリと協議しており,下期に代替品を供給する計画だという。

自動車の走行制御に重要な半導体であるマイクロプロセッサ分野で、ルネサスは世界シェアの約2割を占めており、被災工場は同社の自動車用半導体の重要な生産拠点となっている。世界の自動車産業が「チップ荒らし」に苦しんでいる中、ルネサスの工場火災は自動車産業をさらに苦しめている。

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